梅雨の間、皆様いかがお過ごしでしたでしょうか?
そろそろ梅雨明けになっている地域もございますが、
いきなりのゲリラもありますので、折りたたみ傘は
持っていると安心ですね(^O^)
せっかく着物でお出かけしようと思っていたのに、
雨の予報を見て、日を変えたり、
お出かけを中止したり、
お洋服にかえたりされる方も多いかと思います。
本当に残念な思いをしますねm(._.)m
昭和のはじめ頃、お洋服がまだ普及されていない時代には、
皆んな土砂降りの雨の中でも、
当たり前のように着物を着て出かけていたのですが、
どんな工夫をして着物を着ていたのでしょうか。
今でも、舞妓さんが雨の日に出かける時、
ちょうどそれと同じ出立ちで歩いていますね。
そんなひと昔前の装いも、
なかなか風情があって素敵ですが、
最近の雨用グッズも便利で良いですね。
まず、履き物ですが、
昔は雨の日用の利休下駄を履くのが、一般的でした。
利休下駄は少し長めの歯が二本ある下駄で、
爪先に爪皮という雨避けのカバーを付けて使います。
爪皮の色はさまざまで、自分の好みを表現できます。
今では、カフェ草履といって
雨の日に履いても大丈夫なゴムの底がついていて、
かかとが少し削れているデザインで
泥はね防止にもなり、少し背の高めもあり、
とても便利になっています♪!
また、ウレタンソールなども、雨に強く便利ですね。
底が皮の草履は、底の皮の部分を濡らすと、
底が剥がれてしまってダメになるので、
雨の日には、履かないようにしましょう。
もし、履く必要のあるときには、
草履カバーをかけて履くと良いです。
草履カバーは、底からすっぽりと草履をはめて使う透明なカバーです。
一つ用意しておくと、とても役立ちますね。
そして、お出かけの時に、
履き替え用の足袋を一足お持ちになられると良いですよ。
次にレインコートです。
レインコート生地でご自分のサイズにぴったりと合った裾まで
しっかりとあるものをお持ちの方は、
かなりな土砂降りでも安心ですね。
そういったレインコートをお持ちでなくても、
ナイロンなどの化繊のもので、
出来上がりの簡易の物が売られておりますので、
一枚持っておられると便利だと思います。
レインコートは、着物が裾まですっぽりと隠れる長さが必須です。
それでも土砂降りの時は、着物の裾をからあげて、
こしひもで締めて止め、長襦袢だけを残し、
その上からレインコートを着るようにすると、
着物の裾が濡れなくて良いですね。
傘も、昔の蛇の目傘を見ることは無くなりましたが、
着物の時は、少し大きめの傘をご用意されると良いですね。
そして、着物や帯に、パールトーン加工などの撥水加工をしておくと、
雨粒をはじき、濡れて生地を縮めてしまうこともありませんし、
ドロハネにも安心ですね。
急な雨でレインコートの準備が無くても、
撥水加工をしていれば、とりあえずは安心ですね(*´ω`*)
当店で、パールトン加工ももちろん、させて頂きます。
一度、ご相談くださいませ!
雨の日にも、着物を着ることを諦めず、
色々な工夫をしてみてくださいませ。
出来上がりのレインコートやカフェ草履、草履カバーなど、
店頭でご覧頂くことが出来ますので、
気軽に覗きに来てみてくださいませ。
皆様のご来店をお待ちしております。
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