古来から伝わる製法で作られた竹炭の微粉末染料で染め上げた、風情あふれるきものです。
水墨画を思わせる意匠表現は、どこまでも趣き深く、かぎりなく風雅。
墨の濃淡で描き出されるシンプルさが、かえって豊かに、装う人の個性を引き立てます。
また、竹炭がもつマイナスイオン効果や遠赤外線による
温熱効果、脱臭効果など、体に優しいきものです。
陶磁器にかけられた釉薬は窯のなかの微妙な温度差で、発色が変化することがあります。それが、耀変。焼成中に生まれる陶磁器の、この偶然の美をきものに映しました。
光源の違いによって色が変化する染料を使用することにより、浮かび上がる模様。
絹の上で光と彩りが響き合いながら奏でる色彩の妙味は、どこまでも独創的で価値ある美しさです。