季節も進み、初夏を感じる日も増えましたね。
この気温では、袷の着物より、

単衣の着物を着た方が良さそうですね。

お茶の世界では、5月までは袷という決まりもあるそうですが、

最近ではそんな堅苦しい決まりも緩和され、

先生方も、暑い日には、

単衣をお召しになられるようになってきているみたいです。

では今日は、これから着る単衣着物のことを書きたいと思います。

まず単衣ですが、「単衣ってどんな着物のこと?」

と思われる方もおられると思います。

単衣とは、仕立て方を変えて、

春や秋の袷着物と夏着物の間の少し暑い季節に着る着物です。

着物の生地は袷と全く同じでも、

裏地を付けず、袖を布地一枚にして仕立てます。

その仕立て方や、着る季節から

「この生地はしっかりしているから、裏地を付けずに、

単衣仕立てにすれば良いね」とか、

「この着物は色が白っぽくて春向きだから、

単衣にしとくと良いね」などと

単衣に向き不向きを言う事があります。

また、近年では、紋紗と言われる生地や、

透け素材の単衣用の生地も、色々と作られています。

真夏に着る絽や紗といった、とても透けた生地とは違い、

あまり透け過ぎない薄物の生地で、

下に濃い色の長襦袢を着ると透けず、

夏物の絽の白い長襦袢を着ると透ける着物です。

この着物は、4月頃から夏を通して

11月の初め頃まで着ることが出来、

とても便利で重宝な着物です。

また、中に着る長襦袢にも、

袷用、単衣用、夏用と種類があります。

単衣用の長襦袢は、着物と同じで、

袷と同じ生地を裏地を付けず、

袖も生地一枚にして仕立てたものです。

単衣の着物を着たからといって、

必ず長襦袢も単衣用のものを着ないといけないことはなく、

暑さ寒さで調節して着用して大丈夫です。

たとえば、4月の末に気温が高いので、

「着物は単衣を着るけれど、ちょっと寒いかなぁと思ったので、

長襦袢は袷用を着よう」とか、

6月の末に、「着物は単衣だけれど、

暑いので、長襦袢は夏物にしよう」という具合に、

気温に合わせて、組み合わせて調節して大丈夫です。

また、単衣長襦袢の半衿はどうすれば良いのかという、

ご質問が良くあります。

半衿には、"単衣用"という半衿はございませんので、

袷と同じ塩瀬の半衿を付けます。

もし6月の末に絽の長襦袢をお召しの時は、

絽の半衿を付けても大丈夫です。

季節遅れは良く無いですが、

季節を先取りするのは大丈夫です。


帯ですが、単衣の着物には、

やはり薄手の帯を合わせます。

また、八寸名古屋や、半巾帯を合わせても良いですね。

大きな淡い色の帯を後ろに締めた、伝統的な青い格子縞の着物を着た人物が、石畳の屋外に立っています。背景には緑の葉と太陽の光がぼやけています。写真は後ろから撮影されています。.


帯揚げは、袷の時と同じで大丈夫ですが、

帯締めは、組み方の詰まったいない涼しげなものか、

3分締めの様に細いものを使うのが、良いです。

3分締めは、帯どめを使う時に締める帯締めですので、

フォーマルには、向いておらず、

紬や小紋などのオシャレ着用となります。

足袋や肌着は、袷の時と同じで大丈夫です。

単衣のことが分かりづらく、

お困りの時は、気軽にお店のスタッフにご相談下さい。
さあ、日本の四季を楽しみに、

単衣着物でお出かけしましょう。

着物の事ならなんでも、お問い合わせください(*´ω`*)

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