暑い日が続きますね。
京都でも、7月は祇園祭が開催され夏本番を迎えます。
最近では、祇園祭は前祭と後祭の二回に分けて山鉾巡行が行われ、
長期間にわたりお祭りを楽しむことができます。
祇園囃子が聞こえてくると、
なんだかワクワクしてしまいます。
先日、京都の観光地を歩いていると、
外国人の旅行客が、
とても大勢おられることに驚きました。
レンタルショップで借りた浴衣なのでしょうか。
浴衣姿の方が目立ちました。
やはり、日本に来て、日本の着物を
着てみたいと思う方が多いのでしょうね。
日本人も、若い方を中心に、
浴衣姿で観光をしている人もけっこうおられましたよ。
そんな中、「うん?これはレンタルではないな!」
と思う着物姿の方がちらほらおられました。
さすが京都!やはり、お家から着物を着て、
着物でお出かけの人もおられるのですね。
シャキッと白い衿を付けて、
涼しげに歩いておられる姿は、
とてもかっこ良かったです。
夏の着物は苦手という方もおられますが、
着てみると、さほど暑くは無く、
みやつ口から入ってくる風に
体温を下げて貰える感じで、
「着物って、うまく出来ているなぁー」と
感心してしまいます。
最近では、通気性に優れていて、
肌触りも爽やかな夏素材の肌着や足袋が出ております。
また、汗取りに適した女性用のステテコや、
パイル生地で出来た、汗とり襦袢なども、
なかなか優れた助っ人です。
私は、真夏には、洗えるシルクの長襦袢を使っています。
少し前から、化繊では無く絹なのですが、
丸洗いがお家で出来る襦袢が出ております。
出来上がりではなく、反物から仕立てるのですが、
お家で丸洗いをしても縮まず、とても便利です。
着用予定が続いている時は、
お手入れに出していると、
間に合わず、我慢して、
洗濯せずにもう一度着用しなければならないことがありますよね。
そんな時には、お家で丸洗い出来ると、
真夏なら、夜に洗っても朝には乾いていますものね。
ちょっと慌てアイロン掛けをすれば、
気持ち良いきれいなお襦袢が着れるのは、
ありがたいです。
また着物も、綿や麻の素材のものは、
お家で洗えて便利ですよ。
浴衣よりは、ちょっとよそ行きに
着物を着たい時にぴったりです。
素肌に直接着る事もできますが、
白い衿を入れたり、足袋を履いたりすることもできます。
素肌に直接着る時は、足元は裸足に下駄、
白い衿を付けて着用する時は、
足袋に草履でお召しください。
白い衿は、襦袢を着るのが本来ですが、
美容衿という、衿だけを付けるもありですね。
夏の着物姿は、とてもおしゃれで素敵ですので、
少し工夫しながら、ぜひ楽しく装ってみてください。
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